続パスカルの葦笛のブログ

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ケント・ナガノ指揮ベルリンドイツ交響楽団ニコライ・ルガンスキーのブラームスピアノ協奏曲2番

ヴィルティオーゾ・ピアニストによる協奏曲、特に異はないわけだが、楽譜を改編しないケント・ナガノが大胆にも第一楽章のクラリネットをホルンに変更して演奏させていたのには驚きを隠せない。


ギュンター・ヴァントのリハーサルに参加して、ドイツの伝統的解釈に増々接近しているケント・ナガノは、とうとうドイツの伝統的解釈に共感を示したとしか言いようがないわけである。


第一楽章の194ー198小節のクラリネットを、時々ホルンに変えて演奏させる解釈があるわけである。
この変更がケント・ナガノであるだけに驚きを禁じえない。そこまでオーソドッククスに配慮できるようになったケント・ナガノの進化を見るわけである。


Oケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団独奏ニコライ・ルガンスキーブラームスピアノ協奏曲2番(2022・7・3)