続パスカルの葦笛のブログ

FMラジオやテレビやCDのクラシック音楽の放送批評に特化したブログです。

2022年6月のブログ記事

  • ポリーニ父子共演のベートーベン『皇帝』

    2014・11・14スペインのガリシア交響楽団で、息子ポリーニ指揮でマウリッツオ・ポリーニのピアノでベートーベンのピアノ協奏曲5番『皇帝』がユーチューブで配信されている。ポリーニ72歳、最新の現状報告ではあるまいか。もうすっかり老人だ。今年は生誕80歳祝賀でCDなども出ているが、回顧的なものだ。 ... 続きをみる

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  • ポランスキーの『オフィッサー・アンド・スパイ』町山智浩・内田樹対談を見て

    町山のカフカ文学はユダヤ人の被害妄想癖なのだという指摘が凄い。変身願望はそこから逃げたいという願望である。絶望名言の人は、カフカは人間が芋虫に変身して会社や学校に行って嫌な仕事をさせられることを拒否する口実の変身願望なのだという指摘と共通する。 町山はポランスキーは何処に行っても嫌われる性癖(少女... 続きをみる

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  • メンゲルベルクのベートーベン交響曲3番(2)

    第二楽章。 97小節のテインパニで注目されるのが、ここの演奏の解釈が、9番フィナーレのテインパニのリタルランドの終わり方は余りにも有名なのだが、その解釈の原型がここにあった。という指摘である。 3つ目の16分音の連符の最後にアクセントが置かれ、4つ目にリタルランドが掛けられる。これは正に第九のフィ... 続きをみる

  • クラシック音楽館エッシェンバッハのベト7番を見る

    聞くと見るとでは大違いとはこのことだ。エッシェンバッハのベートーベンはほぼ原曲通りの二管編であった。バイオリンも5プルトで編成としては小型だろう。 多分ユロフスキ指揮ベルリン放送交響楽団のマーラー版は編成は大編成であったのだろう。 これではマーラー版とは言えないかも知れない。 だだし、エッシェンバ... 続きをみる

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  • メンゲルベルクのベートーベン交響曲3番(1)

    このエロイカは、全集版のエロイカ(1940・11・11)のスタジオ録音ではなく、1942・3・5の録音である。 この頃の録音はスタジオ録音だからレコード録音のために素晴らしい音で録音されているかというと、必ずしもそうではないのが不思議なところである。 当時はライブ録音に失敗したために、数か月後改め... 続きをみる