よほど調子が良い時のクレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団ライブのベト1番1963年
1963年のライブでステレオ録音で状態は最上である。よほどクレンペラーの調子が良かったのであろう名演である。ベートーベン交響曲1番、第一楽章は緊張がみなぎっている。こういう時のクレンペラーは鬼に金棒である。
第二楽章も素晴らしかった。
91小節からのテインパニ―の演奏は素晴らしかった。
メンゲルベルク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団はバイオリンをfで強調していた。クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団はテインパニをfで強調した。
これなどは甲乙つけ難い名演の共演というものなのであろう。
さて、この演奏はユーチューブで公開されているものなので、やがて消えるのであろう。今のうちにぜき聞いてもらいたいものだろう。