続パスカルの葦笛のブログ

FMラジオやテレビやCDのクラシック音楽の放送批評に特化したブログです。

メンゲルベルクのベートーベン交響曲8番

1940年4月メンベルベルクはアムステルダムでベートーベン交響曲全曲演奏会を開催した。その中の交響曲8番の演奏であるが、以前にも聞いた覚えがあるのだが、全く忘れていた事に気づいて愕然とした。あるいは浅学のため以前は全く気が付かなかったのかも知れない。


不覚といおうか、馬鹿であった。


第一楽章、104小節の反復(ダ・カーポ)の箇所のメンゲルベルクの驚異の解釈だ。そこに気が付かない訳がないのだが、聞いた時は聞く耳を持たなかったわけだ。
テインパニの3つの8分音符、1回2回も大きなリタルランド(階段式にだんだんテンポが落ちる)を掛けている。そこがこの曲の聴き所になった。これは凄い。


これほど凄い解釈に気がつかな。


先日ワクチン接種の帰り、タワー・レコードに寄って、メンゲルベルクベートーベン交響曲全集を買って来た。ベートーベンの交響曲全曲を聞く楽しみが出てきた。





さて余談だが、ウクライナの義勇兵募集に70人応募したというにには驚きでした。日本は平和ボケだといわれているが、まだ勇気のある人がいる。たぶんプーチンの勝で終わるのではないか。プーチンは軍国少年で育ち、凋落したソビエト国家が受け入れられないのだ。生きている間に過去の栄光を再興したい。その最後の決戦なのだ。欧米は戦う気がないのを読んだ。原爆のマンハッタン計画はスパイで完璧にパクったものだが、二大大国そのものが幻想であった。ゴルバチョフは内部改革で再生しようとしたが、共産党の再生よりは死滅のほ
うがロシアには得策と考えた。ゴルバチョフフは戦前灰田勝彦のジャズを聞いた世代で、自由の味を知っている。プーチンはその下の世代で生まれた時から共産党愛国、鬼畜米英の軍国教育で育った。ゴルバチョフは共産党幹部が悪いのをしっているが、プーチンは米英が悪いという被害妄想しかない。軍人と教師からそう教育された。惨めな祖国は米英のせい。プーチンが水泳する時十字架を切っている。神を信じている。そこに救いがある。