続パスカルの葦笛のブログ

FMラジオやテレビやCDのクラシック音楽の放送批評に特化したブログです。

クラシック音楽館エッシェンバッハのベト7番を見る

聞くと見るとでは大違いとはこのことだ。エッシェンバッハのベートーベンはほぼ原曲通りの二管編であった。バイオリンも5プルトで編成としては小型だろう。


多分ユロフスキ指揮ベルリン放送交響楽団のマーラー版は編成は大編成であったのだろう。
これではマーラー版とは言えないかも知れない。


だだし、エッシェンバッハのインタビューにあったように、全楽章アタッカで繋げたと言っているが、これはマーラー版のアイデアである。


第一楽章、164小節のテインパニの後半の4音音符で、面白いのはユロフスキもエッシェンバッハも打っていないのだ。
これはつまり二人がマーラー版を使用している証拠なのだ。通常は打たない訳はないわけで、2回楽譜通りに打つことになる。どういう理由かマーラーは2度目を中止した。第一バイオリンの16と8分音符が沈んでしまうからか。