続パスカルの葦笛のブログ

FMラジオやテレビやCDのクラシック音楽の放送批評に特化したブログです。

尾高忠明指揮大阪フィルのヴァーグナー『神々の黄昏』葬送行進曲

尾高忠明はウェールズBBC響でプロミス・デビューをはたしたが、その時のプログラムがヴァーグナーの『神々の黄昏』から「夜明けとジークフリートのラインの旅、葬送行進曲、ブリュンヒルデの自己犠牲」の抜粋であった。この演奏は大変な評判となり、CDになった。大阪フィルでもぜひ紹介したいプログラムだったそうである。


さて、このこは所中の「葬送行進曲」だけについて見てみたい。ショット版の520ペー13小節の木管の終わりの3つの8分音符にリタルランドを掛けたのが注目された。
そして右の16-17小節の弦、p、<、fと三段階のダイナミクスを尾高は最初からfで3回アクセントの強い演奏をさせていた。


これは結構イギリスの聴衆を意識した演奏ではなかったか。それがかえって功を奏したのではなかったのか。