続パスカルの葦笛のブログ

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ヤクブ・フルシャ指揮NHK交響楽団のブラームス交響曲4番

大変な熱演、力演であったようだ。
それはさておき、一点第三楽章で注目すべき解釈があったことだけは言及しておこう。
88小節のテンパニで、クレッシェンドを掛けていたことだ。
ここでシューリヒト、バーンスタイン、バレンボイム、そしてフルシャなどがクレッシェンドしている。そうしてみると定石のようなことになる。
 さて、先日バレンボイム指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団の演奏で名演をきいたのであるが、フルシャの演奏を比べると比べ物にならないくらい超絶的なテクニックが駆使されていたのだが、それ以前のバレンボイムがまた今のフルシャのような演奏をしていたことだ。この箇所の解釈を教訓にバレンボイムになれということか。