藤田真央・大野和士指揮東京都交響楽団のブラームスピアノ協奏曲1番
1月1日から31日まで限定で藤田真央のブラームスピアノ協奏曲1番がユーチューブで公開されている。大層期待していたが、普通の日本人の演奏になってしまって残念だ。
モーツアルトのピアノ協奏曲20番、アンサンブル金沢の演奏は良かった。(2021・4・23)ああいう演奏を期待したい。CD化してもいいくらいの演奏だった。ルフェビユール、バドウダ=スコダ、ハスキル、グルダと藤田真央は互角の勝負をしているから凄い。日本人の水準を超えていた。
そういえばユディーナ(1899-1970)の演奏もいい。スターリンもお気に入りで、わざわざご指名で演奏させたエピソードが有名である。スターリンをモデルにした映画があったが、そのエピソードを扱っている。映画を見る限りではユディーナはベッヒシュタインのピアノを愛用しているらしい。モーツアルトの20番を演奏している。
藤田真央はベッヒシュタインはモーツアルトの演奏に向いていると言う。
そしてベルリンで師事しているキリル・ゲルシュタインもベッヒシュタインを愛用していて、藤田真央もゲルシュタインのもう一台のベッヒシュタインを譲って貰って愛用しているそうだ。
ユデイーナ・ゲルシュタイン・藤田真央とベッヒシュタイン繋がりの因縁でもあるか。