続パスカルの葦笛のブログ

FMラジオやテレビやCDのクラシック音楽の放送批評に特化したブログです。

小泉和裕指揮新日本フィルのフランク交響曲

第一楽章。
テインパニのクレッシェンドの強調が目立った。59-60小節などは、cresc、fなどはじつは山田一雄指揮東京フィルと全く同じ解釈で、師匠譲りというころがあるのかもしれない。
11-12小節も同様にしていた。


コーダのフルトベングラーの有名なテンポを落とす所、小泉はそれほどではないが、ポコ・リタルランドで踏襲していた。
フルトベングラーほど大胆なものではないが、日本人としては割合珍しい解釈になった。


第二楽章。
107小節のフルートでやはり3連音符をリテヌート掛けてテンポを落としていた。
増々の円熟振りがうかがえるわけである。